2019年04月02日

ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち

パナソニック汐留美術館にて、2019年4月6日(土)より
『ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち 』が開催されます。

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象徴主義の巨匠ギュスターヴ・モロー(1826‐1898)は、神話や聖書をテーマにした作品で知られています。
産業の発展とともに、現実主義的、物質主義的な潮流にあった19世紀後半のフランスにおいて彼は、幻想的な内面世界を描くことで、真実を見いだそうとしました。
本展は、そのようなモローが描いた女性像に焦点をあてた展覧会です。
出品作品は、パリのギュスターヴ・モロー美術館が所蔵する、洗礼者ヨハネの首の幻影を見るサロメを描いた名作《出現》や、貞節の象徴とされた幻獣を描いた《一角獣》を含む油彩・水彩・素描など約70点によって構成されます。
神話や聖書に登場する、男性を死へと導くファム・ファタル(宿命の女)としての女性、誘惑され破滅へと導かれる危うい存在としての女性、そしてモローが実生活において愛した母や恋人。
展覧会では、彼女たちそれぞれの物語やモローとの関係を紐解いていき、新たな切り口でモロー芸術の創造の原点に迫ります。

■□■   ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち   ■□■

開館期間 2019年4月6日(土)〜6月23日(日)
開館時間 午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
     ※5月10日(金)と6月7日(金)は午後8時まで(ご入館は午後7時30分まで)
休館日  水曜日(但し5月1日、6月5日、12日、19日は開館)
入館料  一般:1,000円 65歳以上:900円 大学生:700円 
     中・高校生:500円 小学生以下:無料
     20名以上の団体:各100円割引
     障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館可能
     ※5月18日(土)国際博物館の日はすべての方が入館無料です。
主 催  パナソニック汐留美術館、NHK、NHKプロモーション、読売新聞社
後 援  在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
協 賛  光村印刷
協 力  日本航空
特別協力 ギュスターヴ・モロー美術館
公式サイト https://panasonic.co.jp/ls/museum/exhibition/19/190406/
posted by 長崎 at 08:54| その他 探訪記等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月17日

神々のやどる器―中国青銅器の文様―

神々のやどる器―中国青銅器の文様―

泉屋博古館分館・2018年11月17日(土)〜12月24日(月・祝)
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html#

ブロガー内覧会にお邪魔してきました。

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殷周時代の青銅器や、漢代以降の銅鏡を展示しております。
器の中にどんな動物・神獣が潜んでいるのか探す楽しみも堪能出来ます。
青銅器好きにはたまらない内容でした。

↓こちらの青銅器のレプリカは触る事ができます。
また、銅鐸のレプリカは木槌で打って音を確かめることもできます。

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会場前のイルミネーションもついでに楽しんで下さい。

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posted by 長崎 at 13:26| Comment(0) | その他 探訪記等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月08日

巨匠たちのクレパス画展

巨匠たちのクレパス画展(損保ジャパン日本興亜美術館)に行ってきました。

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https://www.sjnk-museum.org/program/current/5380.html

クレヨンとパステルの中間の描き味の、
誰もが幼少期に一度は使ったであろうクレパス。
12色500円足らずの画材でこれだけ描けるんだなと、巨匠達の画力の高さにとても感心しました。

特に沖縄出身の私は、儀間比呂志氏の作品が1点加わっていたのが良かったです。
「生きる」という題の、農作業をする女性の力強い姿が描かれた作品。
後ろのとげのある大きな葉はトゥンビャン(リュウゼツラン)だろうか?
戦争を体験して、家や家族を失っても人生は続く。
貧しくても辛くても、土まみれ汗まみれで働いて一生懸命生きていく。
約20年ぶりに見たのですが、年齢を重ねて見ると、
描かれた女性のたくましい生き様に胸が熱くなりました。
posted by 長崎 at 07:38| その他 探訪記等 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする