2014年11月06日

ハンガリー・オーストリア・チェコ・スロバキア2013

2013.2.1〜2013.2.8
■2月1日(金)
 午後1時成田発  ミュンヘン経由で午後5時プラハ着
 プラハ泊。
■2月2日(土)
 午前中はプラハ市内観光。 
 午後はミュシャ美術館。 グッズが素敵すぎて散財(笑) 午後4時前にはホテルに戻って寝てました。 
 プラハ泊。
■2月3日(日)
 プラハ→チェスキークロムルフ(世界遺産の城塞都市)→ウィーンへ。
 チェスキークロムルフでお昼にマス料理を頂きました。
 地域博物館や中世犯罪博物館などに行って時間つぶしてしまいましたが、エゴン・シーレ美術館があるのを今気づきました。
 ウィーン泊。
■2月4日(月)
 午前中、ウィーンにてシェーンブルン宮殿見学。
 午後はベルヴェデーレ宮殿(クリムト「接吻」のある美術館)、アルベルティーナ美術館、レオポルト美術館(シーレの絵が目玉)。
 ウィーン泊。
■2月5日(火)
 ウィーン→ブダペスト。
 王宮(国立美術館)、西洋美術館へ。
 ブダペスト泊。
■2月6日(水)
 ブダペスト→ブラチスラバ→ウィーン。
 ブラチスラバで武器博物館へ。
 ウィーン泊。
■2月7日(木)
 ウィーンからフランクフルト経由で成田へ。
■2月8日(金)
お昼ごろに帰宅。

■クリムトとベルヴェデーレ宮殿(ウィーン)
 今回クリムトの本物を観たのは初めてなのですが、もう、ため息つかずにはいられない。
 人を陶酔させるものは愛と美なんだなあ、と改めて感じ入ってしまうほど。
 個性的で卓越した表現力とセンス。 展示の仕方もよく分かってらっしゃる感じで、シンプルな黒い壁の薄暗い室内に、黄金色の絵が輝くようで…。
 クリムトの使う金は神々しさというよりも、魂が満ちたりた喜びの色なんだなと思いました。
 それに、漂う死と退廃の匂いが、更に悩ましく魅力的。

 クリムト「接吻」が展示されているのは、バロック建築の集大成とも言われるベルヴェデーレ宮殿。
 こちらには、たいへん美しいスフィンクスたちが宮殿の番をしています。
 高校生だった頃、この豪華な宮殿とクリムトの絵が載った美術雑誌を、別世界を見るような心地で飽きることなく眺めていました。
 今回訪れてみて、感慨ひとしおです。 
 (宮殿内部は写真NG)

■シーレとレオポルト美術館(ウィーン)
 レオポルト美術館の目玉はエゴン・シーレ
 強烈な才能を感じました。
 自我の追求というか、何をおいても俺、俺、俺、俺、と、自分の事ばっかりしか考えてなさそう。
 彼の色遣いは全て自らの身から出たもの(血とか膿とかかさぶたとか)を想起させてしまう。
 すごく芸術家らしい精神の持ち主なんでしょうが、こんな人と関わったらとても厄介だろうな。
 「死と乙女」のモデル・愛人のヴァリー(外見がシーレによく似ている)も彼に尽くした末に捨てられたし。
 逆に、こんなんで才能が無かったらどうしようもなさすぎて目も当てられないな(あでも、才能があるからほっとけなくなる分始末が悪いのかも)

 この美術館で丁度、「Nude Men」という、男性裸体作品ばかりを集めた企画展もやっていました。
 最近「観覧者も裸で見てよし」とかって話題にもなりましたよね。
 美しいのも美しくないのも嬉しいのも嬉しくないのも色々でした。
 お裾分けにこちらの画像をどうぞ。
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 イケメンがひしめいてワッショイワッショイ的な、婦人が絵の前でオッホッホと笑まずにはいられないというか。
 +拡大。
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 作者はサシャ・シュナイダー、100年前の作品のわりには、人物が今っぽいですよね。
 あと、オシリストの方々にはこちらをオマケ。
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 もひとつ、日本展も同時開催されていました。
 金箔を多用した琳派の屏風絵を見たウィーンっ子は「クリムトこういうのに影響受けたんか〜」というふうな印象持って見てたかもしれませんね。
 応挙、大観の他、春画がけっこうクローズアップされてました。 
(美術館内部はフラッシュ無しで撮影可) 

■チェスキー・クロムルフ(チェコ)
 プラハからバスで3時間半、蛇行したブルタヴァ(モルダウ)川にぐるりと囲まれた世界遺産の小さな街です。
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 おとぎの国のような佇まいは美しく、川に接しているためせせらぎの音がとても心地良い。
 こちらは中央の広場。
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 ヨーロッパの古い街にはこういう広場が必ずありますね。
 かつてはここで集会があったり、罪人の見せ物などをしていたのでしょうか。

 お昼はマスのマッシュポテト添え。
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 美味しいチェコビールで頂きました(チェコは世界一のビール消費地だとか)。 川魚は初めてでしたが、思っていたより泥臭さもなく、なかなか美味しかったです。 塩気をきかせて天ぷらなんかにしてもよさそう。

 こちらの名物・トゥロドゥロ。
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 金属の筒にタネを巻いて焼いて、チョコやシナモンなどの粉をまぶします。
 ほっこり暖かくて、冬場にぴったりなおやつ。
 食パン2枚分くらいのボリュームなので、けっこうな食べ応えですが、美味しいのでわりとぺろっといけます。 

■チェスキー・クロムルフの拷問博物館・地域博物館(チェコ)
 拷問博物館は、広場に面した古い建物の地下牢を展示室にしています。
 地下牢は、座ることもできないほど狭い牢屋や、水責めができる場所など、色々な用途を想定されて設計されていました(怖)。
 回廊は人一人通るのがやっとなくらい狭く、堅牢な石造りはなかなか脱出は難しいだろうなと。
 暗がりでフラッシュ無しなのでぼけた写真で申し訳ないのですがちょっと紹介。
 展示方法は、拷問器具の他に、拷問シーンを再現したマネキンやら、録音の叫び声やらで、ものものしい雰囲気を演出していました。
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 係の人に訊いたら「大体は本物」とのこと。
 まずは拘束器具。
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 焼きごて。
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 鞭。
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 三角木馬は足もとに鎖と石で出来た重しが。
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 右のは貞操帯ですね。
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 これは指を締め付ける器具でしょうか。
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 さいころにカード…これは何なのでしょう?
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 こんなものの開発者とか、人を痛めつけるのが仕事の獄吏とか、中世の人たちって怖いですね。 … 一通り観た後でしみじみ思うことは、現代に生まれてよかった、に尽きます(ぶるぶる) こんなにも美しい街でこんなおぞましい行いがなされていたのかあ…。

 地域博物館は古代の土器や中世〜近現代の装束、武器甲冑、楽器など、工芸品が多めで史料性が高かったです。 

■ムハ(ミュシャ)美術館(チェコ・プラハ)
 ミュシャ財団が運営しているという、こぢんまりした美術館でした。
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 点数はまあ個人美術館程度ですが、それでも当時の大きいサイズのポスターやデザイン画(完成度高すぎて泣けてくる)など、十分見応えありました。
 ポスターやパッケージデザインは勿論ですが、油彩も素晴らしいです。
 大作が無かったのがちょっと惜しいところかな。 スラヴ賛歌も一度は生で見たい作品のひとつです(プラハから片道4時間の城にあるそうで、難易度高そう) あと、当然ながらグッズがどれも素敵です。 

■美術史博物館(ウィーン)
 今回も美術館・博物館をはしごしましたが、一番充実していたのはウィーンの美術史博物館。
 世界三大と言われるスペインのプラドよりも充実していたような? 帰国前日、ブダペストからウィーン郊外のホテルに着いたのが午後3時すぎ。 急いで市電、地下鉄を乗り継いで行きました。 ルーベンス、ベラスケス、エルグレコ、レンブラント、ラファエロ等、中世の巨匠を多く揃えており、質・量ともに圧倒もの。 2時間たらずの鑑賞では足りませんでした。
 建物自体もとても豪華。
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内観も豪華豪華。あ〜豪華ですねえ(←何故かやけくそ)
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 展示室はこんな感じ。
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 こんな風にゆったり静かに鑑賞できるのは、オフシーズンならでは。

 ルーベンスだけでも数部屋占めており、「ひえーこんな所に!」と、不意打ちを食らったのがこの「メデューサの頭部」。
 この世で最も怖くて面白いメデューサだと思います。 死に際の彼女の頭部から我先にと離脱する蛇たち。 よくみたら、どさくさに紛れるようにトカゲやらクモやらが混じってるし。 離脱する者以外にも、血だまりから新しく湧いて出たり、共食いを始めたりしてるのもいます。 蛇なりに必死すぎるあまり滑稽にすら思えてきます。 「髪の毛的な蛇」っていうのはまあよく見るけども、こんなにも多様なアイデンティティをもった蛇たちの集合体として表現した、ルーベンスの発想力に脱帽です。 幼児が見たらトラウマ確定でしょう。 ただ、爬虫類が好きな人にはたまらない絵かもしれませんね。 これほど劇的で活き活きした爬虫類を描いた絵ってそう無いでしょうから。
 …インスパイアされて解釈的漫画を描いてみました。
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 この美術館はブリューゲルの収蔵品数の多さも特長で、「バベルの塔」「雪中の狩人」などの有名な作品も展示されています。
 彼の絵は色んな人が色んなことしているものだから、できればゆっくり鑑賞したかったところですが、仕方なし。 

 ラファエロの「ベルヴェデーレの聖母」は甘い花の香りが漂ってきそうでした。
 描かれて以来何百年も香るような美しさを漂わせていたのかとちょっと感動。

 閉館間際に目に入った、今回の旅最後に見た絵がフェルメールの「絵画芸術」でした。 不自然なところ、塗り損じたところが一つも見あたらない、まさに名画。
 砂絵のような、息を止めたくなるほど儚くも端正な画面でした。 画家のタイツの朱色がとてもいい。
 閉館ギリギリまで見入って、係員に追い払われるように出てきました。 

■プラハ市内観光  
 チェコに着いた翌日の午前中は、首都プラハ観光でした。
 このプラハ城は世界最大級の城です。
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 現在、内部は美術館等として観光客にも解放されています。
 入り口には番兵がおりまして、こちらは交替中。
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 プラハ城内にある聖ヴィート大聖堂(歴代ボヘミア王の墓を置いてます)。
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 見事なゴシック建築。
 こちらはプラハ城から眺めるプラハ市内。 
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 豊かな水量のブルタヴァ川
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 …に架かるカレル橋。
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 14世紀に着手、15世紀初頭に完成した石橋です。
 橋の両端に30体の石像・銅像が建っています。
 空を自由に(略
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■ウィーン雑感  
 つくづくウィーンは芸術豊かな優雅な街でした。 他の都市に比べて人々の雰囲気がとても良くて。 街行く人に道を尋ねても快く答えてくれ、何度も助かりました。 芸術に身近に親しんでいるからでしょうか、文化や教養の効果ってこういう所に出るものだなあと。 勿論、日本もその水準は高いと思います(というか、高すぎるからこそ、何でも心得て当たり前だとか、ちょっとの差で勝ち組、負け組と決めつけたがるきらいがあるようにさえ思えます)。
 あと、ホテルの近所にあった有名な菓子店「オバラ」のケーキで繁忙期の打ち上げをしました。
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 この店は甘さ控えめとガイドブックにありましたが、ザッハトルテは糖度高めのコーティングチョコに加えて、アンズジャムまで入って十分甘〜い(他のお店のはどうなのかしら)
 イチゴはわりとあっさりしていました。 どちらも美味しかったです。 

 ウィーンのオペラ劇場は、立ち見3ユーロで見られるのだそうです。 ただし待ち時間含めて5時間は立ちっぱなしとのことで、今回はやめておきました。 10年後か20年後か、オペラやクラッシック音楽にそこそこ馴染んだ頃にオペラと絵画を目当てにもう一度行ってみたいなとは思ってます。 とても魅力的な街でした。

 余談ですが、ウィーンは温泉地でもあり、冬場なのにホテルのロビーで何カ所も蚊に食われました。

■ハンガリー国立美術館・西洋美術館(ブダペスト) 
 ハンガリー王宮を国立美術館として開放しております。
 王宮がこんな感じに小高い山の上にありまして、たどり着くまでに一苦労。
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 この写真は、向こう岸からドナウ川に架かる鎖橋を渡ってきまして、王宮の塀越しから撮りました。
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 結構歩いた…。 

 国立美術館の内容は、主にハンガリー出身の近世〜現代の芸術家の作品で固められております。 基本、どれも展示にふさわしい素晴らしい出来映え…ではあるのですが、どうも、モネモネしいとかマネマネしいというような、お手本から抜け出ていない印象がありました。 

 西洋美術館は当初あまり期待していなかったのですが、たいへん充実した展示内容でした。 古代ギリシャ等の彫刻、中世はエルグレコ多めで、現在上野で開催中の企画展にも貸し出しし中のもあったり(今回の旅はグレコ率が高いなぁ) 近代はロダンが目立ちました。 たまたまセザンヌの企画展もやっておりました。 常設展はガラガラなのに、セザンヌ展はかなりの混雑。 人気なんだなぁ。 

 ちなみにハンガリーの通貨はフォリント。 ユーロで支払うとフォリントでお釣りが還ってきます。 もうじき使われなくなるのでしょうね。 

■移動とネット事情
 今回は久しぶり(2004年の初海外以来)の、ルフトハンザ航空。
 充実したサービスが魅力で、エコノミーにもスパークリングワインを出してくれます。
 機内食はこんな感じ
 行き(牛肉)
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 帰り(牛肉…チキンの和食を切らしていたそうで、お詫びにおにぎりを貰いました。 お詫びにおにぎり、斬新ですね(笑) 
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 行きは成田−ミュンヘン−プラハ、帰りはウィーン−フランクフルト−成田と、ドイツ経由、家から目的地までたどり着くまで20時間くらいはかかりました。 家を出たのは午後8時前、荷物抱えて満員電車は堪えますね。 この過度なもみくちゃをどう表現しようか…もみくちゃもみくちゃ、と書くと大したことないけど、もみもみくちゃくちゃ、と書くとなんだか変だなとか、しょうもないこと考えながらやり過ごしておりました。

 帰りのフランクフルトの空港で見つけた可愛らしい看板。 よくお似合いで。 
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 旅先のネット事情、プラハ・ウィーンでは1階ロビーで無料WiFiが使えました。 あと、マクドナルドも無線LANが引いてあるので、お昼ご飯に何度かマックを選びました(店の前でネットをすることも可能) 相変わらず旅のお伴はiPodTouchです。 

■雑感 
 添乗員さんにクレームしたこと…。 書こうかどうか迷ったのだけど、まあ今は怒ってないし、今となっては笑える思い出程度なので書いておきます。
 もう還暦を迎えるというベテランの男性で、飛行機の席取りや諸々の管理など、手際はとても良かったのですけど、一つだけ困ったことがありまして…。

 その日、プラハ → チェスキークロムルフ → ウィーンの、日中ほぼまる一日(7時間)バス移動という日程。
 その添乗員さんはチェスキークロムルフに行くまでの3時間半、ずーっと、うんちくを喋り続けていました。
 最初は「物知りな人だな」と感心していたのですが、徐々に「ん?いつまで喋り続けているの?」という疑念に変わってきて…。

 で、チェスキークロムルフに着いて昼食した後、午後もこの調子だと困るかなと、添乗員さんに「お昼のビールで良い気分だから、午後は寝かせてください」と頼み、承諾を得たのにも関わらず、午後のウィーンまでの移動の3時間半もほぼ休み無しで喋り続け…。 あれれ?

 多分、今回の旅は学生が多かったから、色々教えたかったのだろうなという気もします。
 でも、7時間拘束中に聴かされっぱなしはさすがに気疲れしました。
 他のお客さんを見回すと、大体寝てるか、イヤホン大音量にして音楽聴いてるかという様子。
 何故か耳栓しても筒抜けだし(苦笑)

 やむを得ず、翌朝のバス移動の前に「昨日はお話が長くて寝られませんでしたよ」とひとこと。
 それ以降は気遣ってくれたのでまったりできました(旅行社アンケートも低評価はつけませんでしたし) 

 いえほんとは寝たいかどうかというのではないのです。 ただ、見慣れない風景をゆったり眺めて、非日常に浸りながら、日常を振り返る時間も大切なのではと思うのです。 今回の件で、旅情というものについて改めて考えさせられました。

 そうだッ!旅情は大切だッ! …ということが今回の旅の主張であります(笑)

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。
posted by 長崎 at 12:03| 旅の記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする